一人の女子高生が、学校生活で悩んでいることを、私に話してくれました。
「私は頑張りたいから頑張っているだけなのに・・・。どうしたらいいか分からない」と涙を流しながら・・・。
この子を救いたいと思い、私なりに解決策を考えました。
毎日、真剣に勉強やピアノの練習を頑張っています。
目指している大学に合格できるように、日々努力を重ねています。
ですが、一生懸命やればやるほど、周りの女子から「○○ちゃんて、真面目だよね。なんかムカつく」と、言われてしまいます。
「真面目にやることの何が悪いの?だけど嫌われるのが怖い・・・。」そうやって、自分自身を追い込んでしまいます。
悩みを聞きながら、過去の自分と重ねていました。
私も同じような体験を、高校生のときにしたからです。
こんなふうに友達に言われてしまうと、とても辛く苦しい。
未来の自分のためにコツコツ頑張ることは、尊いことで大切なことなのに。
では、どうしたらいいのでしょう?
結論を言います。
これだけは譲れない、というものにとことん全力を注いでください。
この女子高生にとって譲れないものとは、勉強やピアノなのでしょう。
それでいいのです。
自信を持って、それらのことに時間をかけて育ててみてください。
すると、周りともバランスが取れるようになっていきます。
これを読んでくださっているあなたも、きっと同じように悩んでいるのですね。
大丈夫。
自分が頑張りたいことに自信と誇りを持って、成し遂げていってください。
そのうちきっと、誰も何も言わなくなりますから。
今日はこの悩みについて、私の体験も交えながら、深く掘り下げていきたいと思います。
あなたに笑顔が戻ることを、願いながら・・・。
勉強で負かしてやりなさい
一人の偉人が、こう言い切っています。
あなたも自信を持って、勉強を頑張っていいのですよ!
天才は、勉強だ。
出典ーコミック版世界の伝記 野口英世
勉強することが天才なのだ。
最初にこの言葉の意味を考えてみましょう。
一晩、努力したから天才になれるのではない。努力を苦とも思わず、コツコツと継続できる人こそが、天才なのである。
もし、100人中99人がダラダラと時間を過ごしている中で、あなた1人だけが何かをコツコツと努力しているのって、素晴らしいことだと思いませんか?
この言葉を残した偉人は、赤ん坊の頃、左手に大やけどを負ってしまいました。
それがきっかけで、学校でいじめられるようになりました。
しかし偉人のお母さんが、「勉強で負かしてやりなさい!」と、叱咤激励しました。
高校生のあなたに言います。
真面目にコツコツ頑張る姿は、とても美しいのです。
他の人が遊んでいる間、あなたは目標に向かって努力しているのです。
それは、本当に素晴らしいことなのです。
今は辛くても社会に出れば、あなたのような人こそ、いなくてはならない存在になるのです。
だから、今の苦しみや悲しみの中に、留まっている必要はありません。
何かに真面目に取り組めるその才能を、大事に育ててみてください。
それはいつか必ず役に立ちます。
周りの雑音を気にせず、あなたはあなたのまま進んでいってください。
真面目に頑張るあなたに、周りが何か言ってきたら、スルーする強さを持ちましょう。
そしてこの偉人のように、「勉強で勝ってみせる!」という強気で立ち向かっていきましょう。
次の項目で、この偉人について詳しく学んでみましょう。
真面目にコツコツと頑張る姿は、本当に美しく、尊く、素晴らしい。
今は辛くても、社会に出れば、あなたのような人こそが必要とされる。
そんな未来のために、真面目に取り組める才能を、大事に育てていこう。
あなたはあなたの人生に集中していい

左手にハンデを持っていた偉人とは?
それは、あの野口英世です。
伝染病に命をかけた栄光と悲劇の野口英世の一生は、今もなお、日本そして世界中で語り継がれています。
自ら黄熱にかかり、51歳でこの世を去らなければならなかったことは、とても悔しかったことでしょう。
黄熱の正体は突き止められなかった。
けれども、彼の人生からは情熱と熱意を感じませんか?
野口英世の人生に触れてきましたが、人生って一体どういうものなのでしょう?
高校生のあなたはどう思いますか?
何もかも全て、自分の思い通りに事が進んでいくことが素晴らしいのでしょうか?
野口英世の晩年を思い出してください。
自ら研究していた黄熱にかかり、亡くなってしまいました。
彼の努力は全て、無駄だったのでしょうか?
違いますよね。
人生とは、思い通りにいかない時にこそ、何か大いなる者に試されているように思います。
もしかしたら、何もかも上手くいっている成功者より、何度も試練に耐えている人の人生こそ、美しく尊いのだと感じます。
野口英世の人生も、きっとそうであったに違いありません。
高校生のあなたは、どのように感じますか?
周りから、真面目すぎてムカつく、と言われることの苦しみなんて見なくていい。
あなたはあなたなのだから。
あなたはあなたの人生に集中していい。
コツコツ努力できる賜物をあなたは持っているのだから。
そして、あなたの努力は決して無駄にはなりません。
足元ばかり見ずに、遠くを眺めてみましょう。
少し、勇気が湧いてきましたか?
野口英世が立ち向かっていった困難とはどんなものだったのか?
次の項目で、深掘りしていきたいと思います。
人生とは、思い通りにいかない時にこそ、何か大いなる者に試されている。
何もかも上手くいっている成功者よりも、何度も試練に耐えている人の人生こそ、美しく尊い。
弱さの中にこそ、真の強さがある

彼は幼い頃、母の不注意で左手に大やけどを負ってしまった。
ですが、そのハンデによって、勉強で勝ってみせる、という強さが与えられたのです。
ここが大事なところです。
高校生のあなたに一番に理解してもらいたい。
弱さの中にこそ、真の強さがあるのだということに。
だから高校生のあなたも、真面目だから嫌われるかもという不安や弱さの中に、強さを見出しましょう。
あなたが、「これだけは譲れない。これだけは守りたい」というもの。
そんな強さを見つけてください。
勉強やピアノなら、それらのことに時間を費やしてください。
そして、未来の自分を思い描くのです。
きっとあなたの心はブレなくなります。
努力に努力を重ねられるあなたに変わっていくのです。
弱さの中にこそ、真の強さがある。
真面目だから嫌われるかも、という弱さや不安の中に、強さを見出そう。
あなたが「これだけは譲れない。これだけは守りたい」というものに、全力を注ごう。

忍耐は苦いけれども、その実は甘いのだ。
真面目でムカつくと言われたら

ここでは、私が体験したことを少し話したいと思います。
あれは、確か高校一年生の英語の授業中でした。
私は真剣にノートを取っていました。
すると、隣の女の子が小声で、「早織ちゃんて、真面目だもんね」と言うと、前の女の子が、「真面目すぎてムカつくよね」と言ったのです。
私はノートを取るのをやめて、ぼんやり考え込んでしまいました。
その時、私は少し考えてから、「あはは。そうだね。あはは」と笑い返しました。
そして、言われたことをスルーして、またノートを取り始めました。
その日から、嫌なことを言ってくる女子たちとは、一切関わらないようにしました。
休み時間は教室から離れて、図書館へ逃げました。
具合が悪い時は、保健室で昼寝をしました。
そうやって気分転換することで、気持ちを切り替えたのです。
下に私が取った行動をまとめておきます。
①嫌なことを言われたら、スルーするようにした。
②気分を悪くさせる女子たちとは、距離を置くようにした。
③休み時間は、図書館や保健室に逃げた。気分転換をして、気持ちを切り替えた。
私はこの3つの行動を心がけることで、何を言われてもめげない強さを身につけました。
きっと、あなたも自分で対処法を見つけられると思います。
まずは、私の行動を参考にしてみてください。
力になることが出来たら、とても嬉しいです。
雑音に耳を傾けないように
最後に、冒頭の野口英世の言葉を振り返ってみましょう。
天才は、勉強だ。
出典ーコミック版世界の伝記 野口英世
勉強することが天才なのだ。
この言葉の意味を覚えていますか?
一晩、努力したから天才になれるのではなく、努力を苦とも思わず、コツコツと継続できる人こそが、天才なのである。
今回の悩みを、下にまとめておきます。
真面目なのはいけないことですか?学校で嫌われています。
真面目にコツコツ頑張る姿は、本当に美しく、尊く、素晴らしい。
頑張れない人がたくさんいるなかで、あなたはコツコツ努力している。
だから、あなたは自分の賜物を誇りに思って、思う存分、勉強を頑張っていい。
もっと自分に自信を持っていい。
あなたは、あなたの人生に集中していい。
あなたのような人を、社会は必要な人間として求めている。
周りを気にせず、コツコツと真面目に取り組める才能を、大切に育てていこう。
あなたの努力は決して、無駄にならない。
「負けてたまるか」という強さを持って、突き進んでいってください。
あなたはあなたのままで。
それでいいのです。
あなたの努力を見ている人は、必ずいますよ。
志を強く掲げて
今回は、野口英世の人生と言葉に触れてみました。
あなたの悩みを通して、私自身も過去を振り返り、気持ちを整理することができました。
けれども、苦しいものは苦しいんです。
理解できます。
私もそうでした。
真面目でムカつくと言った女子たちが、今でも腹立たしいです。
「私、あなたたちに何かした?」と、言ってやりたいです。
だから勉強で彼女たちに勝つのです。
最後にもう一度言います。
勉強で彼女たちに勝ちなさい。きっと彼女たちはあなたに何も言えなくなる。
自分を信じて、前に進んでいきましょう。
あなたの未来が輝いていることを、私も願っています。
苦しくなったり、辛くなったりしたら、コミック版世界の伝記を開いてみてください。
そして、偉人たちに「この問題はどうしたら解決できるかな?」と問いかければ、きっと答えを導いてくれると思いますよ。
①体にハンデがあっても、情熱と熱意があれば必ず乗り越えていける。
②自分の成すことに集中すれば、周りの雑音なんか気にならなくなる。
③「弱さの中にこそ、真の強さがある」と、野口英世は教えてくれる。
さおり♬