【修学旅行】班決めで仲間はずれにされた私は別の班へ。そこでも仲間はずれに・・・。

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修学旅行


「高校2年生の学生たちは、そろそろ修学旅行だな・・・」
そんなことがふと頭に浮かんだ、お昼休み時間。
ひとりの女子生徒が、お弁当を持って、私の悩み相談室へと入ってきました。



「さおりさん、修学旅行の班決めで嫌なことがあって・・・」
彼女は今にも泣き出しそうな顔で話し始めます。
私は、過去の自分を思い出しながら、目の前の女子生徒の思いに耳を傾けました。


悩み

私、クラスに仲のいい友達はいるんだけど・・・。
5人グループなんだけど、2:2:1で、何をするにしても、私がいつも余っちゃって・・・。
あと、移動教室なんかも4人先に行っちゃって、私置いていかれて・・・。
修学旅行のグループも一応その子たちと一緒になったんだけど、自信がなくて、とても不安なんです。


だから昨日、グループの一番仲のいい子に、「私、別のグループに移るね。みんなが嫌だとかそういうのじゃないから」って言ったんです。
でも「あ、そう。分かった」とだけ言われただけで、何の言葉もなくて、すごく苦しくなって。


だから、別のグループでは上手くやろうと頑張ってみたけど、移った理由も聞かれず、歓迎もされず、結局そこでも浮いてしまって・・・。
偶数だから余らないと思っていたけど、そんなの関係なかった。
私が安心して過ごせるグループは、このクラスにはなかったんです。



彼女は話し終えると、声を出して泣き始めました。
私は、過去の自分を抱きしめるように、目の前の女子生徒に手を差し伸べて、こう伝えました。



うん。それはとても辛くて悲しかったよね。
あなたの気持ち、私には痛いほどよく分かる。
なぜなら私も、おんなじ経験をしたから。



あなたに伝えたいことが一つある。
友達の表情、話し方、振る舞い、雰囲気、態度から、あなたは何を感じたのか?
あなたが自分の目で見たものから、何を感じ取ったのか?
目で見たものだけを信じて、自分の直感を無視しないでほしいの。




あなたにしてほしいことは、ただそれだけ。
自分の目で見て、確かめる。
それだけなんだよ



女子生徒は、涙を拭くと、ぽかんとした表情で、
「それだけ・・・?」
と呟きました。



そう、自分の目で見て確かめる。
それだけ。




彼女は、「もう少し、友達を観察してみる」そう言って、教室に戻りました。
なぜ、心の純粋な子供たちが、こんなにも苦しまなければいけないのか?
私は、昔の自分を振り返りながら、思いを馳せます。



いつかきっと、あの出来事はこのためにあったんだと感じる瞬間がある。
そのために、私たちは迷いながらも生きる意味は確かにあるのだと思います。




さぁ今日も、私の思い出話と、ひとりの偉人について語っていきましょう。
そして、女子生徒の悩みが少しでも軽くなることを願いましょう。




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自分の目で見ることを探求した偉人


読んでくださっているあなたに、まず次の言葉を紹介しますね。
これは、50歳を過ぎてから、第2の人生をスタートさせた偉人の言葉です。


あまり、りこうになるな。
想像にたよるな。
目で見たものだけを信じるのだ。

出典ーコミック版世界の伝記 伊能忠敬



これは江戸時代の測量家、伊能忠敬の言葉です。
50歳になってからも新しい学問に興味を持ち、学ぶことや知ることの素晴らしさを、年齢に関係なく追求していきました。
そして日本中を歩いて、正確な日本地図を作り上げる偉業を成し遂げたのです。



忠敬は実際に測量していないところは、「不測量」と書き、線をつなげていませんでした。
弟子たちは尋ねます。
「地図に空白を作らないで、想像でうめるのはどうでしょうか?」
忠敬は答えます。
「どんなに正確に想像できたとしても、想像は想像にすぎないからだ」



さらに、自分が測量していない場所は地図には書きませんでした。
「想像では書かない」という信念こそ、忠敬の地図の対する敬意でもあったのでしょう。



だからこそ、想像にたよるのではなく、目で見たものだけを信じることが、ときには私たちの人生において大事なのでしょう。



ここで少し、女子高生の悩みを思い出してみましょう。
修学旅行の班決めで、5人グループから6人グループに移ったけれども、そこにも自分の居場所はなかった、ということでしたね。



忠敬の言葉を思い出してみましょう。
目で見たものだけを信じること。



友達の表情や話し方、態度を実際に見たのはあなた。
そして、感じたのもあなた。
だから、答えのヒントは、もうすでにあなたは持っている。
あなたは、自分の感じたことを大事にしてもいいのです。




次の項目で、私なりの考えをもう少し深掘りしていきますね。


伊能 忠敬
伊能 忠敬

学問というのは、自分の目で確かめるのが、いちばん良いのだ!





修学旅行になんて、無理して行く必要はない



ここでは、もう少し、女子高生の悩みを深掘りしてみましょう。
伊能忠敬は、測量していないところは不測量と書き、線をつなげませんでしたね。
想像は想像でしかないからです。



このことは、今日の悩みにも繋がることなのです。
仲間はずれにされると、
「この子、私のことが嫌でこうしてくるんだろうか?」
と思ってしまいます。
でも、もしかしたらそれは、想像して勝手に決めつけているだけかもしれません。



だったら、一度、勇気を出して、グループの中で話しやすい子に相談してみるのはどうでしょうか?
「移動教室のとき、先に行かれて私は辛い」
「修学旅行のグループ、私もここにいていいのかな?」
など、心の中のモヤモヤを全部打ち明けてみましょう。



そして、どんな反応をするかは相手次第。
あなたがすることは、相手の言葉や表情から自分が何を感じたかを理解すること。
その結果、「修学旅行にはやっぱり行きたくないな」と思ったなら、それはそれで素晴らしい決断だと思います。



そう。
無理してまで、修学旅行に行く必要はないと思います。(私は行ったことを後悔しています・・・)



むしろ大学生になってから、本当に分かり合える友だちに出会えるかもしれないし、その子とたくさん旅行したらいいと私は思いますよ。


結論
修学旅行、無理してまで行く必要はない!!




自分の心を擦り減らしてまで、苦しむ必要はないと思います。
伊能忠敬は、50歳で新しい学問に挑戦しました。
人生はいつからだって始められます。



修学旅行だけが、人生のすべてではないから。
自分と本当に分かり合える友だち作りも、いつからだって始められる。
今はまだ、出会っていないだけなんです。




だから、修学旅行の班決めで自分が感じたことに、素直に従って決断してください。



自分の目で見たことは、確かな真実なのだから。





もっと、自分を大事にしていたらよかった


ここでは少し、私の話をしましょう。
私が高校2年生の頃、修学旅行というとっても嫌なイベントがありました(笑)
行かなければよかったなぁと、大人になった今でも思い返します。



私の身に起こったことは、冒頭の女子高生とまったく同じでした。
仲良し5人グループだったはずなのに、移動教室や体育祭ではいつも置いていかれました。
本当に辛かったです。



そして、修学旅行の班決めのとき、その5人グループに入ったのですが、なんとなく嫌な気持ちになりました。
「私、上手く関わっていけるのかな?」
そんな思いが溢れ出してしまい、いちばん仲のいいヒロちゃんにこう打ち明けました。



「私、他のグループに移るね。ヒロたち、移動教室のとき、いつも先に行ってしまうの私、辛いから。ヒロたちが嫌なんじゃないよ」
彼女は、ただ「分かった」とだけ言って、何の言葉もありませんでした。



そして、他の班に移りましたが、何があったのか誰ひとり理由も聞かなかったのです。
修学旅行の栞には、「三浦さおり」と掲載されていました。
私にはちゃんと「早織」という漢字があるのに・・・。
たぶん、班のリーダーがそう書いたのだと思います。
そんなふうに、コミュニケーションも上手に取れていなかったのです。



私も違和感があったなら、そこでやめていればよかったのです。
修学旅行になんて行かなければよかったのです。



自分の目で見て感じたことを信じていればよかった。
もっと、自分を大事にしていたらよかった。




これを読んでくださっているあなたには、辛い思いをしてほしくないです。
だから、修学旅行に無理して行かなくていい。
私は、そう断言したいです。






班決めで仲間はずれにされたときの対処法3つ



ここまで、私の思い出話や、偉人について話してきましたが、悩みに対する解決の糸口は見つけられましたか?



最後に、もう一度、今日の振り返りをしてみましょう。


あまり、りこうになるな。
想像にたよるな。
目で見たものだけを信じるのだ。

出典ーコミック版世界の伝記 伊能忠敬


これは、日本中を歩いて日本地図を完成させた伊能忠敬の言葉でしたね。



最後に、今日の悩みも復習してみましょう。

悩み

修学旅行の班決めで仲間はずれにされて、別の班に移ったのですが、そこでも仲間はずれにされてしまって・・・。

悩みに対する回答

①友だちの表情、話し方、振る舞い、雰囲気、態度から自分は何を感じたか?まずは目で見たものだけを信じていい。自分が感じたことを無視しなくていい。


②勇気を出して、班の中でいちばん話しやすい子に相談してみる。自分のモヤモヤを全て打ち明けていい。


③相手の反応はコントロールできない。その結果、本当に辛かったら、修学旅行に行かないことを検討してもいい。最後は、自分で判断することも大事。






自分の目で見たものだけを信じること。
それだけを忘れずにいてくださいね。





最後の答えは、自分が見てきたものの中にある


今回は、修学旅行の班決めで仲間はずれにされたときの対処法を、私の体験や偉人の言葉から導き出してみました。



でも、本当に苦しいですよね・・・。
仲間はずれにされたとき・・・。
誰か一人でも、自分をわかってくれる友だちがいたらいいのにって思ってしまいます。
でも、結局最後は、自分で決断することが大事なんですよね。



そのためにも、今回紹介した伊能忠敬の言葉を思い起こしてみてください。
自分で見たものだけを、まずは信じてみること。
自分の感じたことを無視しないこと。
この二つを、忘れずにいてください。



そして、心が苦しいときは、書店でコミック版世界の伝記シリーズの気になる偉人を手に取ってみてください。
きっと、何か大切なヒントが得られると思います。
あなたの高校生活が実り多い日々でありますように。


伊能忠敬の人生が教えてくれること

①何歳になっても、人生は再スタートできるし、やり直せる。

②人生の進むべき道は、自分が見てきたものの中に必ずある。

③知ること、学ぶこと以外に、人生で面白いものはない。



ことのは さおり

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