クラスで孤立していて、学校生活が苦痛だという一人の女子高校生がいます。私にこんなことを話してくれました。
あなたの苦しみ、悲しみ、辛さは痛いほど分かります。
私がそうだったから。
私も、仲の良い友達がなかなか出来ず、人間関係に悩み、学校を休むようになりました。
留年も経験しましたが、頑張って学校へ通いました。
そして、高校を卒業しました。
私は大それたことを何一つしていませんが、辛い高校生活を乗り越えられたことは、今でも誇りに思います。
だから、あなたにも、その喜びを味わってほしい。
そのために、どうしたらいいのか。
結論を言います。
たたかうことでしか前に進めない時があるのです。いい景色を見たいなら、そのたたかいに挑まなくちゃならないのです。
あなたが少しでも、たたかう勇気が持てるように。
今から詳しく説明していきます。
たたかわなければ、前には進めない
最初に、一人の偉人が残した言葉を紹介したいと思います。
行動することです。そうすれば神も行動されます。
出典ーコミック版世界の伝記 ジャンヌ・ダルク
この言葉の意味を、まずあなたなりに考えてみてください。
この意味こそが、私自身が辛い高校生活を乗り越えて、出した回答になります。
あなたの学校へ行きたくない辛い気持ちは、痛いほど分かります。
何度でも言います。
私も体験したからです。
でも、今だから言えることがあります。
「周りの人たちが知らない苦しみを、私は知ることが出来た。あなたの苦しみを、知ることが出来た。」
と・・・。
知らないより、知っている方が良いこともある、と私は最近思うようにしています。
だから、その苦しみを知っているからこそ、あなたに言えることがある。
たたかうことでしか、前に進めない時がある。良い景色を観たいなら、そのたたかいに挑まなくちゃならない、ということ。
あなたの「だけど苦しいんだ。学校に行きたくないんだ!」という気持ちは良く分かる。だからこそ伝えたい。
私は自分にこう言いかけて乗り越えました。
「この苦しみを、3年間だけ繰り返せばいいんだ(実際は4年間でしたが・・・)」
と。
怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけ。その後に、きっと自由が待っている。
あなたは、周りの人間に評価されるために生きているのではないんです。
天か神か。
あなたを見つめている大いなる何かの前に、恥じない生き方を示してほしい。
その時、きっと天が報いてくださる。
私がそうだったからです。
大人になった今、何もかも順風満帆であるとは、決して言えません。
けれども、今の私があるのは、辛い高校生活を乗り越えた自分がいたからです。
逃げるのではなく、たたかい続けた自分に感謝したい。
あなたにも、その思いを感じてほしい。
だから私は今こうして、あなたに文章を書いているのです。
次の項目で、冒頭の言葉を残した偉人について、話すことにしましょう。
神の声を聞いた少女
「フランスを救いなさい」と、神の声を聞いて、たたかった少女は誰でしょう?
そう、あのジャンヌ・ダルクです。
ジャンヌ13歳。夏の日の昼のことでした。
「フランスを救いなさい」という神の声を聞いたのです。
現代に生きる私たちには、このような体験はほとんどありませんよね。
けれども、確かに神の声を聞いた偉人が、過去にいたのです。
やはり、天か神は私たち一人一人の行動を確かに見ていて、神と人に忠実に生きる人々に、声をかけられるのだと感じました。
だから、私たちも、人間に認められることを求めず、大いなる何かに認められる者でありたい、と強く願いたいのです。
そして、いざという時にこそ、私たちの信念が試されるのだと思います。
次の項目では、ジャンヌの人生について、もう少し詳しく語ってみましょう。
怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけ
ジャンヌは、どんな困難を乗り越えていったのでしょうか。
それは・・・。
男性だらけの兵士の中、たった1人村娘の女として、戦場に出たこと。
現代では考えられない感覚ですが、とても勇気のいる行動だということが理解できます。
すごく怖かったでしょう。
逃げ出したかったでしょう。
それでも、自分の使命を信じて、まっすぐに突き進んだのだと思います。
ジャンヌはこう言います。
たたかいに出ることも、みんなにたたかえと言うことも、こわくてたまらない。
出典ーコミック版世界の伝記 ジャンヌ・ダルク
けれど今、たたかわなければ、ずっとたたかいは終わらないんです。
ここで、冒頭の言葉の意味に繋がるのです。
高校生のあなたも、ぜひジャンヌの生き方から勇気を出して進むことを、学んでみてください。
怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけ。
ジャンヌのように、勇気を出して、前に進んでいける私たちでありたいですね。
私たちが戦うからこそ、神は勝利を与えてくれるの。
次の項目で、私が高校で体験したことを話したいと思います。
私の挫折の記録を、利用してほしい
あれは高校一年生の頃のことです。
初めてのクラスメイトの中で、話のできる友達は、2人しかいませんでした。
他の女子とは、なんだか上手く話せず、会話も続かない。
それに、他の女子は怖い印象しかなく、近寄ることが出来なかった。
男子たちとも会話が出来ず、毎日ビクビクしながら過ごしていました。
そのような日々の中で、なんとなく孤立しているなという実感がありました。
時々、具合が悪くなり、胃が痛くなることは日常茶飯事でした。
クラスで孤立しているなと、感じ取った私。
その時、どのような行動を取ったか思い出して、述べてみます。
大人になった今、振り返ってみると、私にとっての高校生活は辛いことだらけの日々でした。
友達と笑い合って過ごしたことは、あったのだろうか?と思い出すことも出来ません。
でも、あなたには私のような悲しい高校生活で終わってほしくない。
人生で、いちばんに大切に出来る思い出を、たくさん作ってほしいのです。
だから、私の挫折の記録を、あなたには利用してもらいたいのです。
私の失敗だらけだった日々は、あなたがそうならないための教訓なのです。
私がどんな気持ちで、辛い4年間を乗り越えたかを、これからもあなたに伝えていきます。
友達も、良い成績も、何も残せなかったけど、高校だけは卒業できました。
その真実だけが、今の私を作り、あなたに希望を語る要素になっているのです。
信じて突き進む勇気は、あなたの中に
最後に、もう一度、ジャンヌ・ダルクの言葉を思い出してみましょう。
行動することです。そうすれば神も行動されます。
出典ーコミック版世界の伝記 ジャンヌ・ダルク
そして、あなたの悩みをもう一度、整理してみましょう。
何度でも言います。
あなたの苦しみは痛いほど分かります。
私がそうだったから。
だけど、私は4年間をたたかい抜きました。
そう、たたかうことでしか前に進めない時があるのです。
良い景色を観たいなら、そのたたかいに挑まなくちゃならないのです。
あなたに、私の思いが伝わることを願います。
そして、あなたの高校生活が、充実した実り多い日々で、ありますように。
頑張れない時は、逃げよう
今回は、ジャンヌ・ダルクの言葉と人生に注目しながら、あなたの悩みを解決してみました。
私の思いは伝わったでしょうか?
けれども、高校生活は大変ですよね、辛いですよね。
本当に苦しかったら、学校を休みましょう。
逃げることはとても大事なんですよ。
自分の心に正直になり、頑張れそうだなと感じた時、勇気を出して突き進んでみましょう。
そして、心に余裕がある時、コミック版世界の伝記を開いて、偉人たちと語り合ってみてください。
あなたの人生は、まだまだこれから!
心の重荷を降ろして、ゆっくり歩んでいきましょう。
さおり♬